2024.09.24
世界最大のAIコンペティションプラットフォーム「Kaggle」が開催する「LLM 20 Questions(以下、コンペティション)」において、野中敬翔さん(理工学専攻 機能物質創成コース 博士前期課程1年・春山純志教授研究室所属)が第5位として「金メダル」を受賞しました。
同コンペティションは、AIプログラミング分野のコンペティションにおいて、世界でも最も有名なものの一つです。
今回の「LLM 20 Questions」コンペティションでは、伝統的なゲーム「20 Questions」をプレイする言語モデル(LLM)を作ることを課題として、世界中から約6,500人がエントリーしました。数多くのエントリーの中から、野中さんが提案したプログラムの斬新さが審査員に認められ、オックスフォード大学、マサチューセッツ工科大学(MIT)、東京大学などの学生と並んで第5位に入賞し、金メダルのほか、賞金8,000ドルを獲得しました。
▼「20 Questions」とは
・「20 Questions」は、シークレットワードを20個以下の質問で当てるゲームです。
・プレイヤーはYes/No形式の質問を使って、一般的な質問から具体的な質問へと絞り込んでいきます。
・最終的に、できるだけ少ない質問数でシークレットワードを当てることが目標です。
▼コンペティション形式
・各チーム/プレイヤーは、質問をする「Guesser LLM」と、答える「Answerer LLM」の2つのLLMで構成されます。
・Guesser LLMは質問を投げかけ、シークレットワードを推測します。
・Answerer LLMは「Yes」または「No」で回答します。
・2つのチームが対戦し、先にシークレットワードを当てたチームが勝利します。