2022.11.11

長編ドキュメンタリー映画「ヒロシマへの誓い~サーロー節子とともに」上映会を開催しました


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法学部附置法学教育センターが長編ドキュメンタリー映画「ヒロシマへの誓い~サーロー節子とともに」上映会を2022年10月26日(水)は17306教室、11月4日(金)は920教室で開催しました。

本映画は、核兵器の開発・製造・実験・使用のみならず核兵器を使用するとの威嚇も禁止した核兵器禁止条約が2017年に採択されるにあたり、広島出身の被爆者らの市民運動が与えた影響を描いたドキュメンタリー映画です。
副題にあるサーロー節子さんは13歳の時に広島で被爆し、その後世界各地で被爆の証言活動を続け、ICAN(核兵器廃絶国際キャンペーン)共同代表として本条約の採択に大きく貢献しました。サーローさんをはじめとする被爆者の貢献は、条約採択の趣旨目的を述べた本条約の前文に「核兵器の使用の被害者(ヒバクシャ)及び核兵器の実験によって影響を受けた被害者にもたらされた容認し難い苦難及び害に留意し…」と明記されていることからも窺えます。本映画は、2017年にICANがノーベル平和賞を受賞した際にサーローさんが行ったスピーチを含め、サーローさんの活動を中心に記録したものです。2019年オーハイ・ドキュメンタリー映画祭観客賞、第39回日本映画復興会議日本平和映画賞を受賞するなど既に高い評価を受けており、日本でも2021年、核兵器禁止条約の発効を受けて劇場公開されました。

国際条約の採択や平和運動において市民団体が果たしうる役割、とりわけ、唯一の戦争被爆国である日本の市民が果たしうる役割について、本映画は法学部の学生にとって多くの示唆を与える優れた映像作品であるという判断のもと、法学部附置法学教育センターが上映会を実施しました。本映画のDVDはまだ製作されておりませんが、自主上映の申し込みを受け付けており、大学での上映が可能となりました。


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